■良い面、悪い面。どちらも選べるのが私たち
今、あなたが生きている世界はどんな世界ですか？
20代後半、私が独立したばかりの頃に親しくしていただいていた先生がいます。今振り返れば、私の師でした。
先生はよくこう言っていました。
「僕は長い人生を生きてきてわかったことがある。どんな出来事もコインの裏表。かならず良い面と悪い面がある。世界はそうできているんだよ」と。だから、先生は悪いことが起きても絶望しないし、良いことがあっても調子に乗って有頂天になることはないと話していました。
寝る前にときどき仕事部屋でyoutubeを見ながらヨガをやります。なんて幸せな時間、なんて気持ちいい時間。天井を見上げながら、至福の充実を味わっています。
ヨガを終えたあと、「音楽を聴きたい」とジャズを流すアカウントに移りました。どうやら「ライブ中」らしく、現在3000人以上がこの音楽を共有しているようです。左の画面には次々とコメントが世界中から書き込まれていました。
大勢の人と共有している音の時間なのだと思うと、いつもは聴き流している音楽動画が特別なものに感じられて、その音色を美しいと思いました。生演奏でもなく録音の音声なのに、認識が変わるだけでこんなに捉え方が変わるのかと思いました。
■今すぐ「幸せ」になろう
どうやら私たちは、人生のほとんどを自分の感性を通じて味わっているようです。
つまり、気持ちいい・幸せだと思えばその通りになるし、辛い・不幸だと思えば、やっぱりその通りになれるのです。
お金があってもなくても、家族に恵まれていてもなくても、仕事が好きでも嫌いでも、私たちは自分は幸せだと気づくことができます。
スイッチをON・OFFするように、今この瞬間に自分は「幸せな人」か「不幸せな人」かを選びとる自由が私たちにはあるのです。もちろん、不幸せを選ぶのも自由です。
