片づけをつい「後回し」にしてしまう心理的理由
昼食を食べて片づけ完了して、さあ仕事!
片づけって面倒ですよね。
そこそこ元気でヒマなときはできるけど、
ちょっと疲れていたり、ものぐさモードになっているときは
つい「後回し」にしちゃう……。
「後回し」になってしまう最大の理由は、
いつやっても同じという心理があるからだと思います。
ーー明日の朝やればいいじゃん
ーー週末まとめてやろう
今、意を決してやるのと、未来の自分に先延ばしするのとでは、
未来の自分に先延ばしする選択の方が断然ラク!なのです。
この思考回路があるかぎり、
「スッキリきれいな部屋で暮らしたい」
「すぐに片づけられる自分になりたい」
と頭でいくら意識してもムリ。
ラクな方へと人間は吸い寄せられてしまうからです。
というか、私がずっとそうでした。
未来の自分に先延ばしする派。
夜ご飯の後、食器は洗うけど、洗いかごに積み上げたまま。
濡れた洗面台のまわりを拭かないまま。
脱いだ服を散らかしたまま。
そんな怠惰な私でしたが、
今ではすぐに片づけの行動を起こせるようになりました。
変えたのは思考回路だけ。
それだけでムリなくラクラク行動を起こせるようになったのです。
片づけ上手になるたったひとつのコツ
片づけ上手になるたったひとつのコツ…
それは超簡単です!
なんだぁーーそれだけ?と思うかもしれないけど、効果はてきめん!
それは
「片づけ残しは、借金と同じ!」
と考えるだけです。
今までは「いつ片づけても同じ」という思考回路でした。
でも、じつは片づけ残しは時間が経過すればするほど、
めちゃ自分の損になるのです…!
どんどん借金が増えていくのです。
ああ、おそろしや…。
たとえば、一度着た汚れた服。
放置する時間が長ければ長いほど、汚れが繊維から落ちにくくなります。
落とすために専用の洗剤が必要かもしれないし、
こすり洗いの手間も増えるかもしれない。
それによって衣類が傷むのが早くなって、長持ちしない。
もしかしたら、専用の洗剤をもってしても、
汚れが完全には落ちない、かもしれませんね。
なんと多くの“借金”を発生させているコトでしょう…。
そして、(私がよくやっていた)食器を洗いカゴにのせたまま。
正直、洗いカゴから食器棚に戻すのは結構めんどい作業。
むしろ「洗いカゴから直接食器をとった方が効率的?」
と内心思っていたフシもあります。
でもね、じつは洗いカゴに食器をてんこ盛りにしていると、
風通しが悪くなって、いつもジメジメした状態で
洗いカゴやシンクにカビが発生しやすくなるんですっ!!
(うちはシンクにかけるタイプの洗いカゴ)
うわぁ!借金発生!
しかも、次の食事で料理するとき、邪魔なんですよね。
お鍋とか調理器具を洗って乾かすスペースがないので
どんどん料理スペースが狭くなっちゃうの!
これでイライラしたりします。またしても、借金!
そんなふうに
「今ここで片づけ行動しなかったら、
どんな損(借金)が発生する?」
と思考するだけで、
「今すぐやろう!」
と行動に移すことができるのです。
早く行動するだけで「豊かさ」は増えていく!
「片づけ残しは借金と同じ!」と考えたことで、
片づけが完璧にできる私に変わっていきました。
今までは、いつやっても同じ、なんで私が・・・
という意識があったから、すぐ行動できなかったんですよね。
すると、好循環がまわりはじめたのです。
食後に食器を洗い、調理器具や調味料をすべて片づけます。
そして、お風呂などに入って寝る前に、
乾いた食器を食器棚(左の戸棚)にしまいます。
洗いカゴから食器がなくなると、
シンクの汚れやゴミも気づきやすくなり
その場でささっと洗います。
タオルでざっとシンクまわりを拭いてから、
タオルを替えて、明朝の猫の食器をセット。
朝のお茶用にポットに水を注ぐ。
ここまでやっておくと、次の朝とても気持ちよくスタートできるのです。
家はキレイを保てるし、作業もしやすく、
前向きに1日をスタートできる。
借金の代わりに「豊かさ」がどんどん増えている感じです。
習慣化は「気持ちいい!」が一番大事
この思考回路は、仕事、運動、勉強など、いろんなことに応用できると思います。
そして、習慣化や行動を変えるためには、
「変えるぞ!」「頑張るぞ!」という意志の力は、意外と弱い。
「気持ちいい」「快適♪」「楽しい!」というモチベーションの方が
ずっと重要で強力なのではないでしょうか。
「片づけ残しは借金と同じ」と考える思考回路が続くのも、
「片づけて、借金無くなったー♪」
という爽快感、達成感がベースになっています。
…というわけで、何かを習慣化したいと思ったら、
対価として得られるメリットを明確にすることが
めっちゃ!大事なのです。
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