◾️「書くこと」の効果を最大限活用する
タイピングの時代だからこそ「書くこと」に特別な価値が生まれている気がします。最近ジャーナリングが流行っていますよね。
ジャーナリングjournalingとは、一定の時間内に頭に浮かんだことをありのままにノートに書き出す手法で、「書く瞑想」とも呼ばれます。マインドフルネスやメンタルヘルス向上などの効果が期待でき、注目を集めています
実際に書く作業は、学習や記憶、感情に関わる脳の領域を活性化させているのだとか。
とファン・デル・ミーア氏は振り返る。「この結果は、自分の手で文字を書いているときは、その作業を完了させるため、脳の大部分が使われていることを示唆しています」
上記の記事の中でもこのように語られています。
「手書きはタイピングと比べて、さまざまな次元でより多くのつながりを活性化できます」 ロバート・ワイリー教授 米ノースカロライナ大学
「手で文字を書く習慣は、脳にとって非常に良い運動です。(中略)交通量の多い道路でメンテナンス作業を行うようなものです」
「最も驚いたのは、デジタルペンで手書きしているときは脳全体が活性化するのに対し、キーボードでタイピングしているときは活性化する領域がはるかに小さかったことです」ファン・デル・ミーア教授(ノルウェー科学技術大学)
◾️1日の始まりに日記を書くことで心を整える
毎週月曜日の自分会議でノートを活用してきた私ですが、現在はそれとは別に、ほぼ毎日ノートに日記をつけています。
1日の終わりではなく、1日の始まりに書く日記。今日自分の心にとめておきたいこと、今後やりたいことなど思いつくままに自由に書きます。
パソコン、スマホのなかった時代に比べて、1日に触れる情報量は数十倍に増えています。私は文字を読むのが好きなので、ネットニュースやブログなどに大量に触れていますが、情報に触れるほど、それぞれの情報の濃度は下がっていく気がします。
記憶に留める、心に釘刺す、自分の中で消化して定着させるための「手書きノート」です。
実際にノートを書くことで、心が落ち着く効果があるように思います。
自分が集中すべき場所が明確になる、心の落ち着きどころが見つかる――という感覚でしょうか。脳の活性化や生産性向上というより、心のヨガ的な存在なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。